痩せなきゃいけない。

さすがにこれが入らないってことはないよね、と。わりと太っていた頃のデニムを手にとって試しに穿いてみたのがいけなかった。入ったけれど、でもきつい。朝から憂鬱な気分。仕方がないのでたまにはスカート、それからノースリーブ……と着替て鏡をみると、細かったはずの二の腕がたぷたぷで更に憂鬱。なんなのもう!醜いので一枚羽織る。
通勤電車は汗でべたべたの腕を露出したおじさまたちが待ち構えている。暑い、汗臭い、気持ち悪い!!汗はいつからベタベタになるんだろう。若者たちの汗はもっとさらさらしてるような気がするんだけど。
電車を降りて改札を出て、そのヘンにある鏡にうつった自分をみたら、それほど太ってないというか別に普通だった。通り過ぎていく人と比較してみたらわたしのほうがちょっと細かったからまだ大丈夫。きっと大丈夫。大丈夫大丈夫。
そうは言っても、着れない服が増えて不便なのでちょっと痩せなきゃいけない。めんどくさい。

おなじ顔

手にしていた包丁で、目の前にあった魚の頭を力任せに落とした。その瞬間、魚だと思っていたものが小人だったことに気付く。落とした頭を見るとわたしと同じ顔をしていた。わたしがわたしを恨めしそうに見ているけれどこれがわたしならわたしは誰?